これはSHOM（フランス海軍水路海洋学局）がOMEGAにオーダーした1970年代のSeamasterです。SHOMのサイトもあるのですがどんな任務なのかフランス語でさっぱりわかりません。オーストラリアから最近このNOS状態のものが出ていますが、もともとは時針、分針が黒枠の”軍用のもの”のはずですが、この時計はSEAMASTER300（Baby Proprof）のオレンジ針に変えられています。文字盤、ケース、針など在庫を組み合わせて再販売したのでしょうか。すごく存在感のあるヘアラインと鏡面の切り返しがエッジを境にハッキリした削りだしの大型八角形のケースに、メッシュというかもはや”鎖”のような形状のバンドがイカしてます。当サイトのSeamaster120と違い、防水のしっかりしたねじ込み式の竜頭になっています。現在の時計にない、いい味が出ていますね。70年代のSeamasterはいろいろなシリーズ、デザインがあり、潜水作業専門に開発されたSeamaster600(Proprof)、 Seamaster1000などケースデザインがどちらかとうと”ゴツイ”シリーズで興味深いです。