RICOH CALENDER AUTO
RICOHの自動巻きCALENDER。小窓から当日の曜日と日にちは見えるのですが、独立した竜頭を回すことによりその月のカレンダーが手帳を開かなくても一覧できる優れもの??です。腕時計でカレンダーというのはオリエントが『万年カレンダー』という傑出した仕掛けを組み込んだりしましたがこれは一覧性と操作性に優れています。かつては銀行や生保からノベルティとして小さなアルミの時計用の小さな巻きつけカレンダーなんてものがありましたが今では製造元は都内に1社残るだけで10年前に姿を消してしまいました。ケータイ待ち受けでカレンダーが設定できたりするので、どうしても1ヶ月カレンダーを腕時計に付ける必要性は無くなったのかもしれませんね。ワールドフォトプレス『国産時計博物館』には昭和46年発売、実用新案取得とあります。同じ外周の日付をまわすこの仕組みは少し前にオリエントより手巻きのOLYMIA CALENDERでも採用されているようです。売れなかったのか、ちょっと変わっているからかあまり現存していません。